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しっかり者のハナ(猫♀),マイペースで猫喘息持ちのマル(猫♂)、黒トイプーのおとぼけボブ(♂)犬猫の日々の日記です。 2012年3月、福岡から東京へ戻ってきました。 2013年9月、ドイツへ引っ越ししました。

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マルー調子はどう〜?




マ「調子良いよー」



近頃ようやくマルの投薬コントロールが落ち着いてきた。
ここ1ヶ月間咳はほとんどないし、かなり調子がよさそう。

投薬リスト
テオドール(100mg)気管支拡張剤 → 1錠/日を一日おき
ペリアクチン(4mg)抗ヒスタミン薬 → 半錠/日を毎日

試しに一度だけテオドールを2日あけてみたら、やっぱり咳が出て来た。
一日おきが限度かな〜。

ステロイドを止めてようやく1週間が過ぎた。
呼吸音も綺麗だし、咳も無し、順調、順調。

抗ヒスタミン薬はかかりつけの先生が今まで他の子に使ったことがなく、
「試しにっ」てことだったけど、ありがたいことにマルには合っていたみたい。
抗ヒスタミン薬に副作用はほとんどないので、このままこの薬でいきたい。

数ヶ月前、呼吸困難でもう死んでしまうと諦めかけたことを思えば、
なんと心穏やかな日々だ。
こんな日がこのまま続きますようにー。



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マ「お水大好きー」 と、水をよく飲むマル。
これは元気な証拠。
調子が悪い時は水も飲まない。




マ「?」 



マルが8月に喘息発作を起こしてから5ヶ月、状況は一進一退。
キーワード「猫喘息」で訪問してくる人もいるし、
世の中の愛猫家の中には同じように猫喘息で悩んでいる方もいるだろう。
うちのマルの場合はなので参考程度だけど、整理のためにも
今までの経過をまとめておこうと思う。

■2009年8月9日 初の喘息大発作 
咳(++)嘔吐(+)口呼吸(+)チアノーゼ(+)
→ 酸素吸入(1h)+ネブライザー(ステロイド+気管支拡張剤)で復活

・テオドール100mg/錠(気管支拡張剤)
・プレドニン5mg/錠(ステロイド)
・ビソルボン4mg/錠(去痰剤)      処方。

テオドール ー 毎日 1錠/日 →2週間後から1日おきに減量
プレドニン ー 最初の1週間で減量ししばらく止める。
が、2週間後咳(+)で1〜2日おきに半錠(2.5mg)
ビソルボン ー プレドニンと一緒に一錠/回

■2009年10月9日 2回目の軽発作 (念のため来院)
咳(++)嘔吐(ー)口呼吸(ー)チアノーゼ(ー)
→ネブライザー(ステロイド+気管支拡張剤)

内服薬は上記と変わらず。
プレドニンの減量を試みるも最長で1週間。
その後咳が激しくなり2〜3日おきになる。

■2009年12月26日  3回目の中発作
咳(++)嘔吐(ー)口呼吸(+)チアノーゼ(ー)
酸素吸入(30分)+ネブライザー

上記の内服薬3種+ペリアクチン4mg/錠(抗ヒスタミン薬)

テオドール ー 毎日 1錠/日
プレドニン ー 半錠(2.5mg)を2〜3日おきに減量中
ビソルボン ー プレドニンと一緒に1錠/回
ペリアクチン ー 10日間毎日1錠(4mg)/日→現在半錠(2mg)/日

ペリアクチンの副作用に食欲増進があり、その影響で凄い食欲に。
「くれ〜くれ〜」とちょっと可哀想な感じ。ハイになっている感もあり。
最後の発作からペリアクチンを飲ませ始めるが、
2週間経っても全く咳が出ていないので、半錠/日に減量を試みる。
薬を減量していくのって想像以上に難しい。
出来るだけ減らしたいけど、でも減らしすぎると
マルに苦しい思いをさせてしまう。
早く良い塩梅を見つけられるといいんだけどなぁ。

抗ヒスタミン薬は猫喘息のスタンダード薬ではない。
まだ文献的に効果があるかも?という段階。
先生と相談し、マルはまだ若いし(2歳)このまま
ステロイドを飲ませ続けた時のリスクを考えると、
抗ヒスタミン薬の効果に期待したいという考えから、飲ませ始めた。
今のところ、食欲増進以外の辛そうな症状はないので、
良いかもしれない。

かかりつけの先生は本当に良い先生で、私はとても信頼している。
マルのことを一緒になって一生懸命考えてくれるし、
とても勉強熱心だ。
近くにそういう先生がいて、私もマルも幸せだなと思う。

猫喘息を完治させたいのは山々だけど、原因が解明されていないので
薬を使って一生付き合っていくしかないのが現実。
縁あってウチに来てくれた家族だし、
私はそれをサポートし、マルの寿命まで守ってあげる責任がある。
私はマルにはマルの人生(猫生)を、
しっかり生きて欲しいと思っている。

そうそう、そういえばハナにこの間、5種ワクチンを注射してもらった。
マルも以前同じ薬を注射したことがあるんだけど、
薬が強いので吐くし、脱糞するしでゲロゲロ状態だった。
ハナがどうなるかとドキドキしていたんだけど、
まったく普段と変わらず。影響無し。
いや〜さっすが超健康優良児ハナ。
恐れ入りました。。。



ハ「え?アタシのこと?」 そうそうあなたのこと。


日曜日の夜は22時に就寝した。早起きなのでウチは寝るのも早い。
いつもはすぐに寝付けるのに、なんだか目が冴えてゴロゴロしていた。

相変わらずマルが向うのほうでゴホゴホと咳をしている。
まーいつものことだな、と気にはしていなかった。
そのうちマルの咳がいつもより多いような気がしてきた。
ゴホゴホと咳をする合間に「ウェーウェー」と吐くような
声が聞こえてくる。
電気を点けてマルを見にいくと、すごく息が苦しそうだ。
肺に空気が上手くはいらず、一生懸命お腹で息をしようとしている。
お腹がベッコンベッコンと波を打っている。
「おかしい、これは絶対やばい」危険信号に心臓がバクバクしてきた。
目が完璧に覚め、「大丈夫?マル大丈夫?」と声を掛け続けた。

相方もマルのおかしな様子に目が覚めた。

マルが口を開けて呼吸をし始めた。
こんなことは始めて。もうその時点で23時過ぎ。
かかりつけの先生は電話に出てくれるだろうか、
不安になりながら電話をするが案の定電話に出てくれない。

そうこうするうちにマルが何も吐けないのに「ウェーウェー」と
何度も戻し、口呼吸が激しくなってきた。(猫は口で呼吸をしません)
唇や舌の色が紫になってきた。
「チアノーゼだ。やばい、どうしよう。やばい」
私は震える指で動物救急病院をネットで探し、急いで電話をかけた。
動物病院の先生は「その状態は良くないです。今すぐ連れて来て下さい!」と。
私だってすぐに連れて行きたい。病院は渋谷。
「タクシー拾ってすぐ行きます!」と電話を切った。

相方と出ようとしたその時、電話が鳴った。
かかりつけの先生からだった。
着信を見て折り返し電話をしてくれたのだ。
涙が出た。走ってマルを病院へ連れていった。

苦しそうに横たわるマルを見て、呼吸困難で亡くなったフーちゃんを
重ね合わせてしまい、私はもうダメかもしれないと思っていた。
涙が止まらなくなり「ごめんね。マルごめんね」と泣いていた。

いつも穏やかな先生が、いつもより更に穏やかにマルを診察していた。
「もうダメなの?早く薬を使ってよ!」と心の中で叫んでいた。
診察が終わり、気管支拡張とステロイドの注射。
透明の箱の中にマルを入れて、その中に酸素を入れて、酸素吸入。
そしてその箱に(抗生剤+気管支拡張+去痰剤)のネブライザーを吹き込む。

いつのまにか、もう0時を回っていた。
箱に入れられたマルは不安そうに喘ぐように口呼吸をしている。
私を見て「ニャーニャー」啼き続けている。私も涙が止まらない。
30分ぐらい箱に入っていた。
そのうち呼吸が楽になってきたのか、時々口が閉じるようになってきた。
「あー!口を閉じて呼吸している!」嬉しくなってきた。
先生も「楽になってきましたかね〜」と穏やかに話す。

結局箱の中に1時間ぐらい入っていたと思う。
マルの唇や舌、耳がキレイなピンク色に戻った。
マルは危機を脱して生き返ってくれた。

小さい時から咳をしていたので、ネットで調べ猫喘息なのかな〜
とは薄々思っていた。
それが今回気管支炎を発症し、その他色々な要因が重なり、
喘息発作とし前面に出て来てしまったようだ。

これから薬を使って発作を出さないようにしていかないといけないようだ。
それでも、元気になったマルを見ると心の底から嬉しい。

薬をどれ位減らして発作を出さずに生活していけるかが、これからの目標。
上手くコントロールできれば、寿命を全うする猫もいると
先生は言ってくれた。
私はマルもそういう猫になるように頑張りたい。

マルが呼吸困難になって、いよいよとなったら、
相方はストローで気管内挿管をしようと思っていたと。
私はマウスtoマウスをしようと思っていた。
今じゃ笑い話だけど、お互いに本気で考えていた。

なぜマルが猫喘息なんだ。とも思うけど。
もう仕方が無い。そういう猫なんだ。
そういうマルが大好きなんだから仕方が無い。
今はゴロゴロと寝ている姿を見るだけで嬉しくなる。


最後に、あんな夜中に嫌な顔ひとつせずマルを診てくれた
あおぞら動物病院の先生に、心から感謝したいです。
先生があの時電話してくれなかったら。。。っと思うとゾッとします。
本当に、本当にありがとうございました!




無事復活。
「あっセミ!」と窓の外にへばりついたセミへ向かって行く寸前のマル。






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