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しっかり者のハナ(猫♀),マイペースで猫喘息持ちのマル(猫♂)、黒トイプーのおとぼけボブ(♂)犬猫の日々の日記です。 2012年3月、福岡から東京へ戻ってきました。 2013年9月、ドイツへ引っ越ししました。

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無事マダガスカルより帰国しました!

日本を出発して30時間、体がどうにかなりそうなくらい遠い国でした。

マダガスカルの首都アンタナナリボは想像していたアフリカとは違い、
ヨーロッパ調の町並み、
1500mと高地のため爽やかな気候、
行き交う人々の服装もキチンとしていて
とても良い印象を受けました。






初日から早速診察開始。待っていた患者さんは約70名。
事前に現地スタッフが呼びかけ手術希望の患者さんを募っていたようです。






一番最初に現れた25歳の青年。
顔を深く襟に潜らせ部屋に入ってきました。
顔をあげた瞬間、びっくりしました。
両側口唇口蓋裂。
想像が付きにくいと思うけど、
25歳という歳までこの状況で手術できないなんて、
日本では100%考えられません。
深く顔を隠しながら生きてきた彼のことを思うと、
胸が痛くなりました。
即オペ適応。
約70名を次々に診察していき、オペ適応か不適応か、
今回は残念ながら見送り次回になるか、振り分けて行く。
日程に限りがあるため、全員の手術をすることが出来ません。
結局34名が今回オペをすることになりました。


診察後、唯一の自由時間。
アンタナナリボ市が一望できる高台へとやってきた。


高台からの夕日がきれいー




屋台の周りに人が群がってワイワイしてた



かわいい子供たち




ハムやらソーセジやらたくさん


ホテルは「SAKAMNGA」といって、マダガスカル語で「青い猫」
という意味の洒落たこ綺麗なホテルでした。
「青い猫」というのが、猫好きの私としては嬉しい限り。





こちらは毎朝朝食を食べていた、ホテルのレストラン。
素敵でしょー。




2日目から5日目までの4日間はホテルと病院の往復。
とにかく朝から晩まで手術三昧でした。



後ろ姿はあたくし

1ヶ月と強行スケジュールのフランス語は、
結局挨拶やあいづちができただけ。(当たり前か)
でも手術って世界共通語。
まー私は一緒に行った日本人Dr.についていたので、
普段と変わらないことをしていただけなんだけど。。。
手術の内容としては、8割が口唇裂、口蓋裂。
2割が火傷の拘縮、植皮など。
ダーマトームとかタイオーバーなど、(OR出身者のみ通用用語)
前職での経験が脈々と生かされ
ほんとやることってどこでも同じだな〜なんて感動。
「ハイハイ、シルクたくさんねー。濡れガーゼたくさんねー」
なんて体が勝手に思い出してくれました。
あっとにかくアドレナリン出まくっていたので、
頭がクルクル回転しまくっていたってこともあります。


まーとにく濃い濃い密度の濃い〜〜〜〜4日間でした。

手術終了後はヘトヘトになったまま病棟へ前日の術後回診。

そしてようやく解放。
と、ヘトヘトになったあたいとしては
ホテルに直行したいところなんだけど、
ここはフランス人3人、日本人3人のグループ。
迷いなくフランス料理を食べに行くのだ。

フランス人とフランス料理を食べて思ったのが、
フランス料理ってガヤガヤ、ガチャガチャ、
楽しく賑やかに食べるもんなんだな〜って。
日本だとテーブルマナーがーっとか、
音を立ててはなりませぬ
とか言われて敬遠されるけど、ぜんっぜん!

フランス人ってどうでも良いくだないことを話して、飲んで、
こうやって一日の疲れを取るんだな〜って思いました。
私は当然フランス語しゃべれないので、無理矢理英語。
でもフランス語をちゃんと話したいなーって切実に思ったー。

そんな感じで毎日が過ぎてゆき、最終日は術後の診察。



術前



術後

この子は私のお気に入り!
カメラを向けるとニッコリ笑ってくれる良い子ちゃん


そして真夜中にマダガスカルを出発。
同じく24時間かけて帰ってきました。
(行きはパリで6時間待ちでした)

あーもちろんお腹壊しました(笑)
こればっかりは避けては通れないです。
でももう治ってます!



私にははっきり言ってボランティア精神とか
ホスピタリティー精神とか、元々ありません。
私の行動力はそういった誰かを助けたいという気持ちからではなく
単純に好奇心から発生しているもので、
今回もそこに今までの経験が生かされればいいかな〜
ぐらいの軽い気持ちで参加しました。

でも今回参加してみて、
手術を待っている人が、世の中にはこんなにもたくさんいる。
日本では考えられない状態でも手術が受けられない人がたくさんいる。
っていうことを初めて知りました。

私は何度も職場で話しを聞いていたし、
理解していると思っていました。
でもそれは理解しているのではなく、
知っているにすぎなかった。
こういうことは説明されて理解できるものではなく、
目の前でその状況を見て、経験して、
初めて自分のこととして考え、
ようやく理解できるものなんだと。
なぜこの活動が必要なのか、
自分にできることは何なのか、
私は何をすればいいのか、
考える。
どんなきっかけであれ
こういうことに参加し、経験したこと、感じたこと、
そこから考える行為こそが、ボランティアに参加する
意味のあることではないかと。
考えて出た答えこそが、
次への行動につながるのではないかと
思いました。

どんなにたくさんの人を手術したとしても、
患者さんがいなくなるということはありません。
でもこの活動は、続けていける限り、
続けて行く意味のあるものだと思いました。


帰国してからの数日、1週間アドレナリンを放出し続けたせいか
燃え尽き症候群のような、何もやる気のおきない、フワフワとした
変な状況が続きました。

ようやく普段の生活のペースが戻り、忘れないうちに日記を
書き留めておこうと思いました。

長々としたこの日記をを読んでくれた方、ありがとうございました!

とりあえず、私はこのままフランス語を勉強しようかな〜っと思います。
そして次いつ参加するかは未定だけど、
もう少し話せるようになってから参加したいと思っています!


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Comments
無題
びっくり。
すごいよ~!!すごい仕事してるよ~!
沢山の経験と思いが収穫できたんだ。
すごい、リアル24時間テレビだ。
そんな私は熱帯滋賀でのんびりしすぎだ・・・。
bysati 2008/08/14(Thu)10:20:49 edit  res 
無題
世界中どに行ってもオペできる看護師経験って凄いです!
今回は自腹でボランティア参加だったのですか?
でも普通の観光旅行に比べたら、現地の人との交流もあるし数倍良い経験になったのではないでしょうか?
私も時間が許せば参加してみたいです。
by京ちゃん 2008/08/14(Thu)10:24:25 edit  res 
おつかれさまでした!
はじめの25歳青年の話し。その歳までそのままだなんて、ほんとうに私もびっくりしたと同時に、胸がしめつけられるような思いがして涙が止まりません。

ほんとうにおつかれさまでした!!
byつるりえ 2008/08/14(Thu)10:51:22 edit  res 
おつかれさぁ~ん
お疲れ&無事帰国!!そうだよね。口唇裂や、口蓋裂って、食事や語学の発達の妨げになるから本当は手術するはずなのに(何よりも見た目もね~)3rd worldはそこまで手が回らないんだよね。しかも、発生率も日本よりもはるかに高いし。アメリカでも、そういう子達に手術を受けられるようにと募金があります。(アメリカは保険も個人だから高いんだ、これが)
後、こっちのsurgical tecという雑誌でも、そういうボランティアの記事を読んだことがあるよ。
私も人助けのために!という精神はないけど、自分ができることで人が助かればいいよね。私もopeに入りたい!ってつくづく思います。
bytomo 2008/08/14(Thu)10:55:54 edit  res 
satiサマ
そうだね~。
行く前と行った後ではちょっと
考えが変わったかも。
でもまた日常を過ごしていくうちに
忘れるかも(笑)
自分のやってきた仕事が役に立てて
単純に良かったな~って思ったよー。
byハナフー 2008/08/14(Thu)11:16:39 edit  res 
京ちゃん
宿泊費、渡航費、食事代が全部支給されるの。
ただ仕事がボランティアってこと。
なのでお金は自分のお土産代ぐらい。
でもその分自分のできる仕事を
ちゃんとやらないとって思います。
ほんと普通の観光旅行とは全然違うよ。
サルもバオパブも見れなかったしー(笑)
でもその分の経験は得られると思います。
byハナフー 2008/08/14(Thu)11:21:00 edit  res 
つるりえサマ
本当にそうです。
私も一番初めの診察の人がその人だったので
びっくりしました。

エリの中に顔をうずめないと外に
出られないなんて、考えられないですよね。
でも無事に手術は成功しているので
安心してください!!
byハナフー 2008/08/14(Thu)13:08:27 edit  res 
tomoサマ
そうですね。
日本ではあまり両側の完全口唇口蓋裂
っていないようです。
ですが何人もいました。
そして、手術できないまま思春期に
なって大人になってしまう人もいます。
頭では分かっていたけど、
実際に見ると考え方が全然変わるものだと
思いました。
自分の経験がこんなところで
活かせるんですね。
スタートはtomoさんから!(笑)
ほんっとに私を育ててくれて
ありがとうございました!(笑)
byハナフー 2008/08/14(Thu)13:13:07 edit  res 
お帰り~
お疲れ様~!!オペもだけど、移動も大変だったね。
いい経験したねーうらやましいわ。
でも…たしかに日本じゃ口唇口蓋裂をオペしないまま25歳までなんてありえないよね。
やっぱり実際目で見て体験しないと、わからないことってたくさんあるよね。
またお話聞きに遊びに行くよ!!
ハナmaruにも会いたいわ♪
byエリコ 2008/08/15(Fri)00:23:14 edit  res 
無題
おかえり~!
無事に任務を終えてきたんだね。
これまでの経験をどう広げていくかは、自分次第なんだなぁと思いました。

あと、25歳の青年と30歳で矯正をはじめた自分、比べても仕方のないことだけど考えさせられますわ。
byたえ 2008/08/15(Fri)00:26:12 edit  res 
エリコサマ
移動はほんっとに大変だったよー。
あれがなければどれだけ楽なことか!
しばらくは飛行機に乗りたくないねー(笑)
ぜひ遊びに来て、来てー!
最近ハナMARUはちょっと臆病者に
なってしまって、隠れることが多い
んだけどねー。。。
byハナフー 2008/08/15(Fri)07:12:49 edit  res 
ありがとう
読んでてなんだか胸がいっぱいになってしまった。
お疲れ様でした。
そして報告ありがとう。

ハナフーさんの見てきたことやってきたことの経験に比べたらほーんのちっちゃなことかもしれないけど、こうして経験してきた話を聞かせてもらえることで私の世界も少し広がりました。
ムスメにもきちんと伝えます。

ハナフーさんの友達になれてよかったなー。

bymrs.Mango 2008/08/15(Fri)07:16:52 edit  res 
たえちゃん
はいは〜い♪
任務終えてきましたー!
なんだかあっという間だね〜。
この間行って来るよーなんて言ってたような。。
私だって33で矯正スタートさっ(笑)
色々考えるけど、世界にそういう人たちが
たくさんいるってことを知っていることが
大切なんだと思います。
知らずに過ごすと普通の日常でも、
知って過ごすと、
自分がいかに幸せな環境にいるかって
ことに客観的に謙虚になれるので。
まー矯正は楽しみましょーよー♪
byハナフー 2008/08/15(Fri)07:20:15 edit  res 
mangoサマ
えーこちらこそmangoさんの友達で
良かったと心底思ってるよー!
mangoさんの一言が
キシキシした時の
潤滑油となっていることが多々あるんだからー。
そうそう8月(もしくは9月?)会えるの
楽しみにしてま〜す♪
byハナフー 2008/08/15(Fri)07:36:42 edit  res 
無題
お帰りなさい。
私の尊敬するhanaさん、さすが、いい仕事してますね。私も、オペに入りたい今日この頃。私も、同様、ボランティア精神とか、稀薄ですが、外に出る活動をしたいです。机上論でよくわかっても、実際に見て体験すると違う、というのが、きっと当たり前なんだと思いますが、経験のない私には心に響く言葉でした。ぜひ、近々直接お話を聞かせて下さい!
フランス語も、一緒に勉強したいです!!
byあき 2008/08/15(Fri)16:25:48 edit  res 
あきサマ
こちらこそ、この間は会えなくて残念だったよー
ぜひ近々会おうよ!
フランス語の勉強の仕方を
ぜひ伝授して欲しいよー。
結局は継続は力なりってことなのかしら〜
でもこの間行って思ったけど
フランス人と話すことが、
一番の近道だということが
分かりました。(笑)
フランス人の友達が欲しいよー。
byハナフー 2008/08/15(Fri)23:44:39 edit  res 
無題
お帰りなさいませ。
実際に見て初めて理解ができるって、本当にそうなんだよね。だからいくら説明しても、されても知識とはなっても理解にはならない。でもそれが単なる知識だけだったと気づけた事がまずいい事だよね。
私も私のできる事から始めるかな~と改めて思いました。
byここ 2008/08/16(Sat)00:26:50 edit  res 
ここサマ
ほんとにそうだね〜。
知識と理解の差は大きいと
感じました。
そしてそれに気付けたことが
今回の収穫だね〜。
とりあえずまだボーッとしたまま。(笑)
しばらくは大人しくしていようかと
思っています。
byハナフー 2008/08/16(Sat)17:01:34 edit  res 
お疲れ様
お帰りなさい
とても貴重な経験をしたんですね。
それにしても仕事?でのアドレナリン大放出の状態に、羨ましいのと懐かしさを感じたよ。まぁ私の場合リーダーやって吠えていただけかもしれませんが…。放出後の充実感と虚脱感…懐かしいなぁ。
今度是非色々と話の続きを聞かせて下さい。
by723 2008/08/16(Sat)23:07:27 edit  res 
723サマ
充実感と虚脱感、まさにその通り!!
今は虚脱感の状態かも。
前職の時は手術が大きくなればなるほど、
アドレナリンが出て、
それで辞めずに続けられたと思うのよね。
今の職場はゆるくのんびりしている
反面そういう充実感みたいのは
ないから、私にもとても久しぶりでした。
良い刺激ってピリッとした生活のスパイスに
なるもんだと思ったよー。
またぜひ会って色々とお話しましょー♪
byハナフー 2008/08/17(Sun)10:40:36 edit  res 
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